毛利です.
国際ワークショップへの参加のため,木曜の午後から千葉へ向かい,先程(0時半頃),名古屋に到着しました.当然,終電を過ぎているため,研究室に移動してこの記事を書いています.
千葉で開催されたWSは,地震の前駆的活動(前兆という言葉はNGな人達がいるらしい)をテーマとしたものです.東アジアを中心に全10ヶ国から人が集まっており,当然,英語で発表しなければなりません.私は発表も英語も苦手なので,しどろもどろになってしまいました.学生には日頃ワーワー言っていますが,自分自身の精進が足りていませんね,はい.
さて,そんなこんなでささやかな打ち上げをし,帰路についている最中,電車が急停車しました.地震が起きたのですね.総武線快速の中で待ちぼうけ,やっとこさ東京駅に着いても待ちぼうけ,新幹線も平常より遅い運行とあって,当初の予定の2時間遅れで名古屋に着いた次第です.
・・・WSに参加し,足止めを食らった研究者の方々は,皆,同じ事を思ったことでしょう.
「今回のコレを予測しなければならなかった!」
この記事を読んで,「そんなアテにならない研究は無駄だからカットすべき」と思った人もいるでしょう.学術系の研究は,普通の人からは無駄に見えることが多いです.実際に無駄になることも多いです.しかしですね,決して潤沢でない予算をやりくりしながら必死に研究活動をした人達の屍の上に,今の科学は成り立っているということを,どうか分かってほしいです.
なお,研究室にカメラを忘れたので,WSの様子等の写真はありません.あしからず.
「千葉で開催されたWS」のことを、6/14のTV番組で、断片的に放送していました。
(先生が参加された国際WSと違っていたらすみません)
東北の大地震の後、地震への警戒心が高くなったからでしょうか、近年、世界中で大きな地震が増加したように感じます。