最終更新 2024/10/08 12:40


環境電磁波観測に関する研究

愛知大学 毛利元昭,名古屋工業大学 内匠逸

電磁波(いわゆる電波)は通信・放送に利用され, 多くの情報を伝えていますが, 通信・放送にとっては雑音となる環境電磁波 (もともと存在している電磁波など)にも多くの情報が含まれています.

環境電磁波は,人間の活動に伴う人工的なものと, 地球および宇宙の活動に伴う自然電磁波に大別できます. 環境電磁波の研究は,この自然電磁波を観測し, そこに含まれる地球の活動に関する情報を取出し, 社会に役立てようとするものです.

地震の前兆として,電磁界の乱れが発生するという研究報告があります. 地殻活動が環境電磁波に与える影響とそのメカニズムは未だ明確にされてはいませんが, これらを解明することは人類のために重要な研究テーマと言えましょう.

私どもの研究室では,極超長波223Hz前後の周波数帯の磁界を観測しています。

なお, ここで公表するデータを二次的に利用したり, データからの憶測や推測を他者に話すことは,決して行ってはいけません. その行為の社会的に与える影響を充分理解し,厳に慎んでください.


コンテンツ
   観測の概要
   観測装置
   全国の観測地点
   中部地域の観測地点
   観測データ(関係者および学内用)

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